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論文

Leakage flow characteristics of seal mechanism for HTGR core support blocks

蕪木 英雄; 滝塚 貴和

Journal of Nuclear Science and Technology, 24(9), p.742 - 747, 1987/09

 被引用回数:3 パーセンタイル:38.12(Nuclear Science & Technology)

ブロック型炉心を持つ高温ガス炉では、黒鉛ブロック間すき間に冷却材の漏れ流れが発生する。漏れ流れが発生する。漏れ流れは冷却材チャンネルの有効流量を減少させるため、それを制御する方法を開発することが炉心熱流動設計上重要である。特に、高温プレナム内に漏れ流れが直接流入するのを防ぐため、炉心支持ブロック間をシールすることが必要である。現在の設計では、炉心支持ブロック間に平板状の黒鉛シール要素を設置することが検討されている。このようなシール構造では炉心支持構造物の熱変形等により炉心支持ブロック間に段差が生じ、シール性能が劣化する可能性がある。ここでは、炉心支持ブロックのモデルを用いて空気流動試験を行い、種々のブロック、シール要素の配置に対する冷却材も漏えい特性を調べた。また、実験よりシール構造の圧力損失係数を求めた。

論文

多目的高温ガス実験炉の炉床部黒鉛ブロック間に生じるすき間に関する試験

菊地 賢司; 二川 正敏; 滝塚 貴和; 蕪木 英雄; 佐野川 好母

日本原子力学会誌, 26(7), p.977 - 987, 1984/00

多目的高温ガス実験炉の炉床部では、漏れ流量を減少させるため、炉心周囲からの拘束力により黒鉛ブロックを締め付けてブロック間すき間を狭くしたり、すき間にシール要素を置いている。そこで、1/2.75スケールの炉床部構造の試験体を製作して、ブロック間のすき間や相対段差と炉心拘束力の関係、試験体傾斜角と炉心拘束力の関係、シール要素の漏れ流れ特性を調べた。その結果、以下のことが明らかになった。(1)炉心拘束力は、高温プレナムブロック間のすき間を減少させるのにかなり効果があるが、高温プレナムブロックと固定反射体間のすき間に対してはほとんど影響がなかった。(2)高温プレナムブロックや固定反射体間に水平に設置された黒鉛シール要素は、流路のすき間流れを約1/3に減少させた。

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